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タナトスに似た欲動

またこういったことをせんとす

Write!Write!Write!

走る、

雨の中を。

息一つ吐く度に、

感じる、

カビ臭いような、

土臭いような、

暖かい、におい。

身体は濡れ、

指先が青く、腫れる。

寒いのに、暖かい。

不思議な感覚を覚えて、もう一度、

走り、だす。


走り切った先に待っているのは、希望でなくてはいけない。いつだって人は、希望を求め、走っているのだ。

女の喘ぎと、荒くなる自分の吐息を重ねて、悦に浸る。

目の前に、大きなプールが広がる。

黄金色の、反射が眩しい水面に、飛び込みたくて、心臓がトクンと波打つ。

飛び込み台に、右足を掛け、その勢いのまま、水面に向かってとびこむ。

宙を浮く身体に、女の吐息がかかる。

濡れた身体が、僕を包みこみ、そして、着水。

耳の奥で何かが破裂する音を聞く。

膨れ上がっていた、僕の股間が、何かを吐き出す。

黄金色に、よく映える、白金の……。