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タナトスに似た欲動

またこういったことをせんとす

ほしになれた

ブログ

前回みたライブのこともあって、観客のライブに対する態度がとても気になっていた。
もし暴れるような観客ばかりなら、せっかくの野外だからすこし離れて見ようと思っていた。

ゆらゆら帝国の前に出演したバンド(?)が終わっても、なかなかステージ前に人が来ない。

変だなと思いながらも、なんの苦労もなく最前列をキープすることが出来た。

さすがに始まる直前にはある程度集まってきたけど、それでもフジのグリーンステージを務めたバンドにしてはかなり少ない観客。

結局本格的に人が集まったのはライブの中盤くらいだったと思う。

そして、問題のライブ。前半はリミックスアルバムの曲が中心で、バスドラがしっかりと4分音符でリズムを刻むような、やっぱりクラブ的なアレンジの曲が多く『FUTURE』の雰囲気によく合っているなという印象を持った。

観客も横揺れですごくいい感じにひとつになっていて、僕はこれが一番嬉しかった。

後半の『学校へ行ってきます』からギターも激しくなってきて、僕は、坂本の爆音ギターが山に轟く様子を見てみたいと思った。

人混みを掻き分け、あえてステージから離れたテントサイトからステージを見下ろしてみた。

坂本のギターは十分過ぎるほどの音量で、山の間を駆け回っていた。

『EVIL CAR』のギターソロ部分では、まるで歪んだギターの音が世界を包み込んでしまったかのような錯覚に陥るようだった。

ふと空を見上げると、今まで見たこともないほどの満天の星空が広がっていた。
それはあまりにもすごすぎて、僕には偽物に見えたくらいだった。

僕の街で見えるのはせいぜい10個くらいだったし、夜空に数えきれない程の星が広がっているのなんて、みたことがなかった。

テントサイトは静かで、そこにいるのは僕一人だけだった。

そして『つぎの夜へ』の演奏が始まった。

美しいメロディが聴こえる。

空にはたくさんの星。

真っ暗な中に僕はひとり。

これ以上ないくらいに美くしかった。

本当に夢のようで、それをいち早く誰かに伝えて、こんなに素晴らしい世界を共有したいと思った。

最後まで素晴らしい演奏をして、いつの間にか3人はステージから消えていた。