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タナトスに似た欲動

またこういったことをせんとす

田園に死す。

詩人としての、思想家としての寺山修司が好きだ。

しかし、最近ある雑誌で寺山修司の写真作品をみて僕は度肝を抜かれた。

寺山修司のイメージにまったくなかったからだ。

まるで海外の芸術家が撮ったかのような作品で構図や色使いがものすごく美しくかっこよかった。

そして、僕は寺山修司の映画『田園に死す。』を見つけた。

どんな感じかはまったく予想がつかなかった。

しかし、最初のシーンで僕は完全にその世界観に引き込まれてしまった。

カラーフィルターを使って撮影してるのかわからないけれど、霊峰恐山が恐ろしい色使いで写されている。

シュルレアリズムの映像化に挑戦しているんではないかというシーンがいくつかあった。(例えば掛け時計が煙を噴きながら画面を右から左へ飛んでいくような)

必要なまでの掛け時計に対する執着。

全体を包む不気味な雰囲気。

そして三上寛の台詞が最高にかっこいいんだ!!

今まで見たことのない種類映画だった。

すごく好きな感じ。こんくらいぶっ飛んでる方がよっぽど理解しやすい。

寺山修司はすごい人だったんだって改めて思った。