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タナトスに似た欲動

またこういったことをせんとす

しぇんのタンバリン

僕が思っているほど彼女はバカじゃなかった。

その証拠に彼女は僕の耳元で囁く術を知っていた。

タンバリンのリズムが僕の血管を流れ、全身が波打つのを感じた。

彼女の囁く言葉は、タンバリンの裏でうなるベースであり、タイトに刻まれるドラムスのリズムであり、ファズを効かせた大音量のギターであった。

僕のタンバリンは負けないように、強く激しく鳴り続けたが、最後には穴が空いて果ててしまった。